ノーズを振るだけではできない?スケボーチックタックを徹底解説!

2019年2月21日

初心者が必ずおすすめされるトリック、チックタック。

しかし、コツをつかむのに意外と手こずることがあります。

それは、多くの方々にノーズを左右に振れば前に進むと「勘違い」しているからです。

その勘違いのせいで、チックタックで前に進むことができない方が大勢います。

そこで今回は、チックタックの原理と、それを踏まえたやり方について説明したいと思います。

チックタックができない方は、きっとその理由が分かると思います。

チックタックとは?

そもそも、チックタックとはノーズを左右に振って進む技です。

チクタクと呼ばれることもあります。

英語だとTic Tacですね。

たぶん、ノーズを振る動作がメトロノームのようにチクタクしてるので、それがそのまま名前になったのでしょう。

チックタックはトリックというより、初心者の方がバランス力やスケボーに乗る感覚を身につけるために行う訓練のような位置付けだと思います。特に、チックタックができるようになると、スケボーでバランスを崩したときに板から落ちないで耐える力が身につきます。

で、実際どんな技なのかというと、↓の動画のような感じです。

動画のように、ノーズを左右に振ることによって前に進むことができます。

止まった状態から前に進むこともできますし、緩い坂なら登れるほどの推進力を出すことができます。

初見の方からしたら、なんでノーズを左右に振るだけで前に進めるのか不思議ですよね。

そこで、まずはチックタックで前に進む原理について説明します。

チックタックの原理

ここではチックタックがなぜ前に進むのかを説明しますが、あくまでも考察なのでその点ご了承ください。

チックタックは左右にノーズを振ってるだけのように見えるかもしれませんが、実はノーズを片方に振る前に足で板を前にグイッと押しやる動作があります。

この板を前に押しやる動作こそがチックタックで前に進むための力になります

そのため、足で板を前に押しやる動作をせずにただノーズを左右に振るだけでは前に進みません。

初心者の方はチックタックを見よう見まねでやっても進まなかったり、なぜか逆に後ろに進んだりする場合がありますが、それは板を前に押しやる動作をできていないからです。

一方、ノーズを左右に振らずに板を前に押しやるだけでも前に進むことはできません。

なぜなら反動で板が元の位置に戻ってきてしまうからです。

これは、板を前に押しやっても身体の重心はほとんど変わらないので、重心の下の位置に板がまた戻ってきてしまうためです。

そこで、反動で板が元の位置に戻ってくる前にノーズを左右どちらかに振ります。

そうすることによって、ウィールの向きが変わり、反動が働く向きに板が進まなくなるため、板が後ろに戻ってくることはありません。

ウィールの向きを変えて反動をロックするイメージです。

するとそのまま身体の重心が板の上へ自然と移動するので、これで前に進めたことになります。

さらに重心が板の上に移動してくると、慣性の法則でそのまま少し板がノーズの向きに進みます。

以上がチックタックで前に進む原理になります。

要するに、

  1. 足で板を前にグイッと押しやる
  2. 押しやった反動が来ないようにノーズの向きを変える
  3. 反動で板が戻ってこないので、体の重心が前に行く
  4. 重心が前に移動した勢いでさらに板が進む

ということです。

そのため、チックタックはただノーズを左右に振るだけではないことがお分かりいただけると思います。

前に進むためには、板を前に押しやる動作が不可欠なのです。

チックタックをしても全然前に進まない方や、逆に後ろに進んでしまうという方は、板を前に押しやる動作ができていないと考えられます。

チックタックのハウトゥー

それでは、チクタクのやり方を説明したいと思います。
スタンスは、テールを踏みやすく、ノーズを左右に振りやすい位置にします。

重心は後ろ足の方に行きがちですが、どちらかというと前足の方にかけるようにする方が良いです。

では、チックタックのやり方ですが、

  1. まず、ノーズの向きに足で板をグイッと押しやります。
  2. 次にノーズの向きを左右のどちらか片方に振ります。大体最初はお腹側の向きに振ると良いです。
  3. すると板が少し前に進むので、そのままの勢いでもう一度板をグイッと前に押しやり、今度は逆向きにノーズを振ります。

以下3.を繰り返すことで、どんどん前に進みます。

上手くなると結構なスピードを出すことができます。

チックタックの練習方法

それでは、チックタックの具体的な練習手順について説明していきたいと思います。

①ノーズをを左右に振る

まずは左右にノーズを振る練習をします。

ここでは前に進むことを考えなくても大丈夫です。

テールを踏んで板の向きを変えることに慣れ、安定して左右に振れるようになることが重要です。

最初は特に背中側にノーズを振ることが難しいかもしれないです。

バランスを崩さずに安定して左右に振れるようになるまでトライしてみましょう。

②板を前に押しやることを意識してノーズを左右に振る

次に左右にノーズを振る前に必ず板をグイッと前に押しやる動作をすることを意識してやってみてください。

このとき、腕の動きを先行させるのがコツです。

ノーズを振る方向に先に腕を振っておいてから、グイッと前に板を押しやりノーズを振るイメージです。そして、ノーズ側のウィールが地面に着地して前に着く頃にはすでに腕を逆向きに先行して動かしているというイメージです。

これができると、肩の向きと板の向きが常に逆方向に動く形になります。

とても重心のバランスがとれた状態になります。

こちらの動画を見ると分かりやすいかもしれません。

ちなみに、↑の動画の”前のウィールは「←/→」に軽く蹴る”というのが、板を前に押しやる動作です。

③リズム・スピードをつける

②ができるようになったら、ほぼチックタックの完成です。

あとはリズミカルに継続してチック・タック・チック・タック…と続けることができれば、完成度が高まります。また、前に押しやる動作をもっと思い切りやることでスピードのあるチックタックをすることができます。ちなみに、ノーズを横に振る角度を大きくするとスピードが出ると書いてあるサイトがありましたが、原理的に間違っているので要注意です。

ここまでできるようになると、相当板に乗る感覚が身に付いていると思います。

まとめ

【チックタックのやり方】

  • 足で板をグイッと前に押しやってからノーズを振る
  • 板を前に押しやる動作をしないとチックタックはできない。(前に進まない)

【チックタックのコツ】

  • とにかく板をグイッと前に押しやる
  • 腕の動きを先行させる

以上、参考にしてみてください!

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