オーリーの着地でデッキが斜めに傾くのはなぜ?主な原因は2つだった
今回はスケートボードの初心者にありがちな、オーリーの着地の際にデッキが斜め横を向いてしまう原因を考察してみました。
原因は主に2つでどちらも非常に基本的なことですが、重要なので参考にしていただければと思います。
肩が開いている
デッキが斜め横を向いてしまう原因として最も多いのは肩が開いてしまっているということです。
オーリーをするときにノーズに注目しているときや、進みながら前を見てオーリーをするときになりがちだと思います。
デッキの向きは上半身の向きに大きく左右されます。
オーリーの際にデッキは肩の向きと平行に近づくように回転してしまいます。
フロントサイド180やバックサイド180のハウツーで上半身を先に回すことが重要だとよくいわれると思いますが、上半身の動きに自然とデッキがついてきます。
まずはデッキが回転して着地してしまうという方はまず肩が開いていないかチェックしてみてください。
自分が思っている以上に開いているかもしれません。
もし肩が開いていたら、できるだけオーリーをする前のデッキの向きと肩を平行に保つように意識してみましょう。
デッキを弾く直前や後に上半身が開いてしまっている場合もあるので注意が必要です。
進みながらオーリーをするときは前を見るためより体が開きがちになりますが、肩をデッキと平行に保ち、肩越しに前を見るようにするといいと思います。
前足のスタンス
基本すぎて意外と盲点なのがスタンスです。
オーリー練習を始めるときに必ずスタンスを確認すると思いますが、練習を続けていくうちに適当になってしまいがちです。
そのため、改めてスタンスをチェックしてみましょう。
まずは前足のスタンスでなぜデッキが横を向くのかを解説します。
基本的なオーリーのスタンスは図のようになります。
前足は前ビスの前あたりで、つま先がデッキの端の位置か少し内側に位置します。
一方、着地でデッキが横を向く場合はこのように前足がデッキの端からはみ出てしまっていることが多いです。
この状態ですり足をしてしまうと、ノーズをとらえる位置が真ん中から横にずれてしまうので前足の力が加わる位置が変わってしまいます。
するとデッキが図の黄色矢印の方向に傾きます。
その傾きとバランスをとろうとして自然と前足をオレンジの矢印の方向に移動させようとしまい、その結果着地の際にデッキが横を向いてしまいます。
原因の説明が長くなってしまいましたが、改善方法は単純に正しい位置にすり足を置くことです。
そうするとデッキの中心に前足の力を加えることができるので、デッキが傾くことがなくなりきれいに着地すると思います。
最後に
今回解説した、オーリーの着地時にデッキが横を向く原因はごく基本的なことだったと思います。
ですが、基本だからこそそれだけ重要なことなので意識してみると良いかもしれません。
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